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大分市の入札妨害事件で、業者に予定価格を漏らして落札させた罪に問われている当時、市議会議員だった男に対し、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
公契約関係競売入札妨害の罪で有罪判決を受けたのは大分市議会議員だった山本卓矢被告45歳です。
判決によりますと、山本被告は2024年4月から5月にかけ、大分市の公園除草業務委託の指名競争入札で、非公表の予定価格あわせて20件を市の職員から聞き出しました。
そして、市内の造園業者2社に伝え、3件を落札させたとされています。

28日は大分地裁で判決公判が開かれ、辛島靖崇裁判長は「市議会議員として高度の廉潔性が求められる立場にあったのに、次期選挙でより多くの支援を集めたいとの思いからその立場を利用して、予定価格を聞き出した。利己的な犯行動機に酌むべき点はない」と指摘。
一方で、「議員を辞職し、反省の態度を明らかにしている」などとして、山本被告に対し、懲役1年6か月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
弁護側は控訴しない方針です。
